お世辞にも活発とは言えない。 まぁ、うちに来たばかりだし仕方無いな。 環境は、高密度な森林に住む樹上性と聞いたので、霧吹きを噴霧して湿度を上げ、ホットスポットを作らずに28℃位を保ち、紫外線はレプティグロー8.0と2.0だけれど流石にこいつにとっては明るいし、紫外線が強いのでアルミホイルに穴を無数に開け、ライトの直下に挟んで薄暗い木漏れ日のある森林を再現してみた。 水は水入れからは飲まない為、霧吹きとオリジナルのドリップシステムを使用。 ※ホットスポット・・・・トカゲ類は体温をある一定の温度に上げることで活動性を上げるので、自然界で言う日向の部分を再現する必要がある。 ここで体温を一気に高温にし(大体最大まで上げると死と隣り合わせの体温になる)、活動性を上げて採食などをし、上がりすぎたら日陰で体を冷まし、常に好調な体温を保っている。(選好温度) 故に、学校などで爬虫類の体温は環境に左右されるから常に外気温と一緒と言う教え方はある意味では間違っている。 トカゲは体温を場所の温度によって調節している訳なので、例えば周りが暑いからといつまでも暑いところに居るとは限らない。 動物の活動しやすい体温を体温とするならばトカゲの体温は人よりも高い。 寒くなると筋肉と言うのは縮こまってしまい動きにくくなるもの・・・その為爬虫類は動きづらくなるのだ。人間だって冬の寒い日にはちょっとぎこちなくなるでしょう? でも、恒温動物は体温を一定に保つ働きのお陰で筋肉の弱点を克服したのだ。 ドリップシステム・・・・樹上性のトカゲ・蛇等は本来野生では葉や樹幹、枝等についた雨水、夜露等の水滴を飲んで生きている。 その為、入れ物に入った止まった水を水と認識できない場合が多い。 その為容易に脱水症状を起こすわけで、そうならない為に、飼育下では頻繁に霧吹きで水滴を作ってやったり、水入れに、エアーポンプ(金魚のあのブクブクの事)で空気を流して水を動かして認識させたり、水中ポンプで水を汲み上げて枝等にぶつけてみたり、滝を作ってみたりするが、そういった給水方法の一つである。 ドリップシステムは、ケージ上部に取り付けたタンクから少量の、染み出す程度の水で水滴を作り、一定間隔でケージ内の木や葉に落として水滴を作る装置の事で、自作も出来るし、爬虫類ショップなどで主にアガマやカメレオン向けとして扱っている。 タンクの水は定期的に足さなきゃいけないし、ケージの中に溜まった水は定期的に捨てる。 ケージを改造して自動排水出来るようにしても良いし、水滴が落ちる位置にプラケース等を置いて水を貯め、溜まったら捨てれば良い。 あ、そうそう、友達から「エリック」と言う素敵名前を頂きました。 危うくジーダスにする所でしたよ。笑
by orientalis
| 2007-02-28 15:24
| Agamidae
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